JIMAマーク

 「JIMAインターネット医療フォーラム2002」発表要旨



 

eヘルス倫理コードについて




           三谷 博明(日本インターネット医療協議会事務局長)



 日本インターネット医療協議会(JIMA)では、1998年発足以来、医療・保健分野におけるインターネットの安全・有効利用の環境づくりを推進するためのさまざまな活動に取り組んできた。インターネットのWebサイトを通じた医療情報の提供・利用に際しては、情報の提供者に向けて、「医療情報発信者ガイドライン」を策定提案し、利用者に対しては「医療情報利用の手引き」を作成してきた。
 インターネットをはじめとした情報通信技術の発展は目覚ましく、今後、インターネット医療(eヘルス)の領域においては、新規技術を生かした様々な利用法が出てくることが予想される。JIMAでは、これまで毎年、インターネット利用の現状や課題に関する調査研究活動を行ってきたが、この4年間に、状況も大きく変化してきた。2002年度、こうした環境の変化を踏まえ、「医療情報発信者ガイドライン」の見直しをJIMAの年間事業のひとつとしてとりあげることにした。そして、運営委員会などでの内部での協議検討を経て、今後のインターネット医療(eヘルス)の発展を踏まえた包括的な倫理規範として、「eヘルス倫理コード(仮称)」を提案させていただくことになった。

以下のページに、ドラフト案を公開している。

http://www.jima.or.jp/ehealth_code/draft020824.html

 9月に現行のマークを使用している会員とJIMA会員に本ドラフト案を提示案内、10月5日からは、JIMAのWebサイトで一般にも公開、外部からの意見(パブリックコメント)の募集を開始した。2ケ月後の12月5日にはパブリックコメントを終了、寄せられた意見をもとに最終的な見直しを行い、決定稿をまとめ、2003年4月から実際の運用に入る予定である。

 「eヘルス倫理コード」では、従来の「医療情報発信者ガイドライン」を包括するかたちで、ガイドラインの扱うテーマを、大きく「コンテンツ」「コミュニケーション」「ケア」「コマース」「プライバシー」に分類し、実際のWebサイトの運用にあたり留意すべきポイントを細かく定義している。「eヘルス」の分野で同様の課題に先行して取り組んでいる海外においても、この種のガイドラインの運用が開始されているが、めざす方向性はほぼ同じで、情報やサービスの提供者が自律的に対応すべき課題を概ね網羅しているものと考える。

 わが国においても、インターネットで提供される医療情報の質などに対する社会的な関心も高まってきており、NPOならではの役割も期待されていることから、こうした取り組みが社会に定着するよう普及に努めていきたい。








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