
|
|
ISO消費者政策委員会の医療への関心長見 萬里野(財団法人 日本消費者協会理事) 1. ISOの消費者政策委員会(COPOLCO:コポルコ)の優先分野WGに「健康情報」が加わる。(キーパーソン:里村洋一教授) 2. ISO規格とは 寸法、品質、試験方法、互換性、共通標識(図記号)、認証、マネジメントなど 3. ISOの仕組みと消費者政策委員会(COPOLCO:コポルコ) ISOは1カ国1団体 2002年2月現在143団体が加盟。日本はJISC(日本工業標準調査会)として参加、事務局は経済産業省。ISOには規格を横断的にチェックし、勧告をする4つの政策委員会がある。 ・ 適合性評価委員会(CASCO:カスコ) ・ 発展途上国対策委員会(DEVCO:デブコ) ・ 情報システム及びサービス委員会(INFCO:イフコ) ・ 消費者政策委員会(COPOLCO:コポルコ) 4. COPOLCOの組織と活動 ISO加盟団体のうち2002年4月現在77団体が加盟、そのうち積極的に活動するPメンバーは41団体、Oメンバーが36団体。1年に1回開かれる総会で意思決定をする。政策委員会を持たないIECはISOの政策決定に対応する。 COPOLCOの活動 ・ 国内及び国際規格への消費者参加の促進 ・ ISO/IECに対して消費者の視点からの勧告 ・ 消費者にとって重要な事項のISO/IECの指針(ガイド)の作成 ・ ワーキンググループによるテーマ毎の検討作業 5. COPOLCOが作成した文書 政策宣言 ・ 標準化への消費者参加に関するISO/IEC政策宣言 ・ 標準化における高齢者・障害者のニーズの考慮ISO/IEC政策宣言 ガイド ・ ガイド14 消費者のための製品情報 ・ ガイド37 消費生活製品に関する取扱説明書 ・ ガイド41 包装の規格 ・ ガイド46 消費生活製品及び関連サービスの比較試験 ・ ガイド50 子供の安全と規格…一般指針 ・ ガイド51 規格に安全面を入れるための指針 ・ ガイド71 規格作成における高齢者・障害者のニーズへの配慮ガイド ・ ガイド74 消費者ニーズを考慮した図記号の技術的ガイド(投票中) 6. COPOLCOのワーキンググループ 地球市場における消費者保護WG ・ 苦情処理マネジメント規格→ISO規格として原案作成中 ・ 企業の行動規範 ・ 産業界が支援する第三者紛争処理機関 ・ 企業の社会的責任 ・ E−コマース ソリュウション フォーラムの事務局 サービス分野の標準化WG ・ 一般的ガイドライン ・ ツーリズム ・ 金融サービス 優先分野WG ISO/IECの規格の中で消費者にとって優先的に検討の必要な分野を選び、各国がキーパーソンを分担し消費者の利益の立場から規格の動きチェックする。毎年総会に向けて報告書が作成される。現在16分野ある。 <詳細別添> 7. COPOLCOが医療・健康情報、歯科を優先分野に入れたか ・ ISOはサービス分野の規格化を推進したい。 ・ サービス分野に健康・医療も入っている。 ・ そもそもISO規格に医療機器・福祉用品などの規格が多くある。 ・ COPOLCOも安全や高齢者・障害者など関連のあるテーマを取り上げている。 ・ 国際規格に乗り遅れたアメリカは、健康・医療、観光などの分野に力を入れたい。 ・ TC215が新規作業をCOPOLCOと組んで進展させたい。 8. なぜ消費者団体が国際規格に関心をもたなければならないか ・ 1994年ガット・ウルグアイ・ラウンドでTBT協定、SPS協定などが結ばれ、1995年WTO(国際貿易機関)発足と同時に発行した。「国際規格のあるものは、それを基礎とする。国内規格も整合させる」 |