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 JIMA ニュース バックナンバー 2002年3月号 (Vol.9)





 



┏━━━━━━━━  ◎ Mail News for JIMA Member ◎ ━━━━━━━━━━┓

    □■□■□■ ☆ JIMA ニュース ☆  [ 第 9 号 ]  2002-3-31 □■□■□■
                 ・・・・・  from Japan Internet Medical Association
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            目      次
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【1】平成13年度厚生科学研究費補助金による研究事業が完了しました
【2】ネット上の医療(健康)サイトの質の確保をめざすガイドラインの最新報告
    〜 その2 URACのヘルスWebサイト基準の紹介 〜
【3】「JIMAプライバシーポリシーセンター」をご利用ください
【4】トラストプログラム新規サイトの紹介 (2月度)

 ==★ 事務局から ★==
   ・年会費更新手続きのご案内
   ・会員情報告知板をご利用ください
   
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【1】平成13年度厚生科学研究費補助金による研究事業が完了しました
    〜1,000 名余りの患者・家族対象にアンケート調査〜
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 JIMAニュース第7号で伝えさせていただきましたように、JIMAでは、厚生省の
平成13年度厚生科学研究費補助金による研究事業を実施させていただきました。
最終的には「患者・家族におけるインターネット上の医療(健康)情報の利用状況と
意識に関する調査」という研究タイトルで、実際にインターネットで医療(健康)情
報を利用している患者や家族を対象に、実際の利用状況や、情報の質、プライバシ
ー保護、倫理ガイドライン等に対する意識についてアンケート調査を実施させてい
ただきました。最終的に1,081名余りの回答を集めることができ、集計分析の結果、
興味深いデータも出てきましたので、その報告書をまとめているところです。 4月
中には、概要を報告できる見込みです。
 なお、この研究事業は、東海大学医学部の大櫛陽一教授を代表に行われる予定で
したが、研究スタッフの方が病気で辞退されたため、急遽、当会理事長の辰巳治之
・札幌医大医学部教授が主任研究者を引き受けることになったことをあわせて報告
させていただきます。

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【2】ネット上の医療(健康)サイトの質の確保をめざすガイドラインの最新報告
    〜 その2 URACのヘルスWebサイト基準の紹介 〜
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 前号では、インターネット上の情報やサービスの質の向上をめざす海外NPOの活
動紹介に先立ち、実際にネット上で提供されるヘルスケア情報の質を評価したアメ
リカのCHCFの研究報告をとりあげさせていただきました。
 同報告書では、コンシューマー向けに提供されるヘルスケア情報の中身において
深刻な問題があること、またこのままでは潜在的なハザード(potential hazards)
の危険性があることを指摘した上で、情報の質を高め、利用者の安全を守るための
具体的な提案が行われています。

 そのひとつとして、情報提供者がWebサイトのコンテンツの質を高めていくにあ
たり、民間のプライベートセクターで提案されている倫理規範やガイドラインなど
を評価手段として採用することをすすめています。
 Health on the Net(HON)、Hi-Ethics、eHealth Ethics Initiative、AMA 
(アメリカ医師会)Guidelinesなどですが、この他にもURACがよく知られています。
eHealthEthics Initiativeのeヘルス倫理コードにつきましては、以前に詳しく紹
介させていただきましたので、今回はURACのガイドラインを紹介させていただき
ます。

 URACは、アメリカ認定保健医療委員会として、保健医療産業に基準を設けるた
め、医療機関、保険会社、監査機関、コンシューマーが集まって1990年に設立さ
れた非営利団体です。2001年7月にヘルスWebサイト基準 (Health Web site 
Standards)を策定し、医療サイト認定プログラムを開始したことが報じられてい
ます。
 この認定プログラムの対象者は、

・ ヘルスケアに関するヘルスプランや保険会社
・ 病院やクリニックなどの医療機関
・ 健康管理団体やケアハウス
・ インターネットその他の電子媒体を利用して健康(医療)情報を提供する機関
・ 上記の業務内容を複合的に提供する団体
となっています。

 URACの認定を得るには、情報の開示法、情報コンテンツとサービスの提供法、
外部へのリンク、プライバシー保護、セキュリティ等について、必要な基準を達
成することが求められます。
 いずれの項目についても、細かなガイドラインが規定されていて、チェックポ
イントは50項目にものぼっています。
 詳しく見ていきますと、まずWebサイトで提供される情報やサービスについて、
Webサイトの利用者に以下のような内容を予め公開すべきとしています。

 a)医療コンテンツ、コミュニケーションサービスの提供、個人の健康情報管理、
  または商業サービスの内容に関する情報
 b)サービス提供にあたっての利用規約 
 c) 下記のような制限事項を含むサービスの利用手順、制限事項
  ・利用者の個別の健康状態に応じたカウンセリング
  ・緊急時の医療相談
 d) 利用者と他の参加者の権利と責任

 また、Webサイト所有者に関する情報として、

 a)サイト所有者やWebサイト(製品、サービスや関連、支持団体を含む)に関する
  主な投資情報、利益情報。
 b)住所、正式名称を含むWebサイト所有者情報
 c)Webサイト所有者に関する更なる情報 (年間報告書など)の取得方法、
  なども明示すべきだとしています。

 さらに、Webサイトのコンテンツの編集方針を利用者に開示することを基本とし
てWebサイト上で広告や出資等の資金提供を受けていある場合には利用者にその事
実を開示すること。また、資本提携関係があるスポンサーと医療コンテンツの関係
に関し、 検索エンジンの結果に優先的にリストされるスポンサー名や製品がある場
合にはその事実を開示すること。これらのスポンサーからコンシューマー向けに提
供される情報がある場合はその情報源も明示すること。コンテンツやサービスの提
供に際しての共同ブランディングの有無と、WEbサイト上での広告宣伝活動に関す
る方針を利用者に告知しておくこと、などを求めています。さらに他サイトとのリ
ンクに基づく金銭的、営業上の関係がある場合にはこのことも開示すべきだとして
います。

 次に、医療コンテンツの編集方針に関しては、Webサイトで提供されるすべての
医療コンテンツに関する編集評価プロセスを開示することをあげています。具体的
にはコンテンツの著者名(または)情報源を明らかにすること、コンテンツの最終更
新日を記載すること、また文言やデザイン、配置場所によって利用者が広告情報と
医療コンテンツを明確に区別できるようにすることを求めています。
 この中には、たとえば、臨床経験や学術研究に基づく医療コンテンツを掲載する
場合は、そのコンテンツの正式著者名を明記することもあげています。

 そして、医療コンテンツに携わるすべての著者の(著作権も含めた)利害衝突に関
する方針を策定しておくこと、また利用者が容易に情報を検索し、読んで理解する
ことを可能にすることを求めています。
 また、サービスに関しては、たとえば、Webサイト上で自己診断ツールを提供す
る際は情報源やツールの根拠、あるいは自己診断ツールの最終評価日なども明記す
べきだとしています。さらに、サービス提供で医師との連携がある場合には医師と
の連携が倫理規範によりカバーされているかどうかが利用者にわかるように告知し、
同時に、医師が倫理規定を確実に遵守できるシステムをサイト上で確立しておく必
要があるとしています。その中には、サービス提供責任者の認証情報(可能であれ
ば、医師の資格情報など)の開示も含まれています。

 以上のように、URACは医療系サイトで提供される情報やサービスの品質を確保
するため、コンテンツの編集方針やサービスの提供法に関し、非常に細かな倫理基
準を設けています。ここでは、個別の内容についての絶対的な基準を提示するもの
ではなく、利用者が情報やサービスの利用を自分で選択する際の判断材料として、
サイトの運営方針に関する事実情報を開示することが主眼とされています。

 このURACのWebサイト認定基準は、昨年の7月に発表されたものですが、以前に
紹介したeヘルス倫理コードや、同じアメリカの大手医療系サイトが採用している
Hi-Ethicsと内容がよく似ています。似ているだけでなく、相互に関係があり、交
流がはかられているようです。この辺は民間のプライベートセクターの立場を生か
し、自分が一番と主張することなく、お互いが共存して協力、補完しあっていると
ころが特徴的です。 Hi-Ethicsは、14項目からなる基準原則の実行にあたり、
URACのWebサイト認定基準に拠っていきたいと表明しているほどです。

 私たちも、2000年秋頃から向こうの動きに注意を払いながら、いろいろ勉強させ
ていただきました。その結果は、昨年6月から始めたJIMAのトラストプログラムの
セルフアセスメントにも反映されていたと考えていますが、このURACの認定基準を
読みながら、改めて共通点を感じた次第です。

 URACのWebサイト認定基準は、この後、プライバシー保護やセキュリティの問題
に関しても、12項目にのぼる規定をあげ、細かな原則を提示しています。詳細は割
愛させていただきますが、医療分野での個人情報は、パーソナルヘルスインフォメー
ション(PHI)と定義して、WebサイトでPHIを収集する際には、必ず利用者のオプト
インを得ることを強調しています。ここでいうオプトインとは、利用規約のようなか
たちで、Webサイトが利用者の個人情報の収集と引き換えに提供されるサービスの内
容をあらかじめ利用者に正確に開示した上で、利用者が自らの意思でこれらのサー
ビスを利用するか否かを意思決定できるようにすることをさしています。10ページ
以上にのぼるURACのWebサイト認定基準は、最後に、Webサイト所有者が Webサイ
ト上で行うすべての活動について、それを統括するポリシーと実行手順 (Policies 
and Procedures)を確立し、これを文章として明文化し、運用管理することとしてい
ます。

 また、これらのポリシーが正しく実行されるよう、事業者や組織の内部で「品質管
理委員会」のようなものを設置し、日常的に監視、評価、提言ができるようにするこ
とを求めています。医療機関や事業者にとって、Webサイトの運用は個人レベルの情
報発信でなく、組織として管理すべきものであり、そのためにはWebサイトの品質の
管理に責任をもつ委員会の設置が不可欠である。この委員会の構成メンバーとして、
医療コンテンツに責任をもつ専門医師、並びにWebサイトでのプライバシーポリシー
に関して責任のある者が含まれることを条件としています。

 現在、このWebサイト認定基準をパスして、指定の認定シールを掲示しているサイ
トが 13件あります。その中には、大手ポータルのWenMD社や、NLM(国立医学図書
館)のMEDLINEplusなどに医学情報を提供しているADAM社などの名前があがってい
ます。
サイトの数としては、まだ少ないのですが、こうした活動が今後どのように展開され
ていくか日本からも注目されるところです。

■参考サイト:
・URAC
  http://www.urac.org/
・eヘルス倫理コード(日本語訳)
  http://www.jima.or.jp/trustguide/ehealthcode.html

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【3】「JIMAプライバシーポリシーセンター」をご利用ください
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 自分のWebサイトでメールなどでの医療相談等を受けられている場合には、個人
情報を扱われていることになり、個人情報の取り扱い方針を定めたプライバシーポ
リシーを策定することが望ましいとされています。
 プライバシーポリシーの策定にあたっては、どのような個人情報を収集し、どの
ような目的に使い、どのように管理するのか、等の具体的な方針をわかりやすく明
文化していく工程が必要になってきますが、慣れない人には難しい作業に思われま
す。
 JIMAプライバシーポリシーセンターでは、このプライバシーポリシーの組立てを、
サイト運営者がひとつひとつの質問に対話式に答えていくことで、ポリシーのひな
型を完成できるプライバシーポリシー作成支援ツールを提供させていただいていま
す。トラストマーク使用者またはJIMA会員の方なら、無料で使用できます。トラス
トマークはまだだけれど、プライバシーポリシーはつくっておきたいということも
可能です。ご希望の方は、下記のサイトの案内をごらんの上、「プライバシーポリ
シーの作成キー希望」とのメールを事務局までお送りください。

■参考サイト:
・プライバシーポリシーセンターについて
  http://www.jima.or.jp/privacypolicy/guide.html
・プライバシーポリシー作成ページ
  http://www.jima.or.jp/privacypolicy/pform.cgi?mode=msg_form
 
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【4】トラストプログラム新規サイトの紹介 (3月度)
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 平成14年3月1日より、3月30日の間に、下記のサイトがトラストマークを取得さ
れ、トラストプログラムを開始されました。各サイトのセルフアセスメント情報は
以下のマーク付与サイト一覧ページから参照できます。(一部、マークを掲示中の場
合もあります)

  http://www.jima.or.jp/assessment/sform.cgi

▼項目、上からWebサイト名、URL、運営事業者(又は個人)名です。(順不同)

・歯イタッ!でどっとこむ
・http://www.haitade.com/
・株式会社コスモテクノス

・子育てネットながさき
・http://www.kosodate-net.org/
・北逵 勝久(きたつじ  かつひさ)

・Drななえの予防歯科
・http://www.drnanae.net/
・医療法人社団 仁慈会

・ワインの町の小児科医
・http://www4.ocn.ne.jp/ ̄harasho/
・原田 正平

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 == ★ 事務局案内 ★ ==
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■今月のJIMA POST(ネット意見箱)投書数

 3月度のJIMA POSTの投書記事数は以下のとおりです。

 投書記事数  0 件

 過去の記事内容は以下のページから閲覧できます。(ID、パスワードが必要です。
忘れた方は事務局まで)

  http://www.jima.or.jp/kaiin/kaiin_post.html

■年会費更新手続きのご案内

 年会費更新の手続きは下記ページでご案内しています。特に、事務局からは更新
のご案内を個別には行っていません。当会の活動の運営基盤を維持するため、
ご協力をよろしくお願いいたします。

  http://www.jima.or.jp/INFO/k20010503.html

■JIMA会員情報告知板のご利用をお待ちしています。

 会員向けに案内したい情報やご自身のWebサイトでの更新情報などがあれば、何
でも自由にご投稿ください。興味深い話題があれば、「JIMAニュース」編集部から
取材させていただくこともあります。

 会員ページから下記ページへ。
  http://www.jima.or.jp/cgi-pobox/wwwbbs.cgi
    
■JIMAニュースのバックナンバーを掲載しています。

 途中から入会された方や再確認用にJIMAニュースの記事バックナンバーを下記
にアップしました。

 会員ページから下記ページへ。  
  http://www.jima.or.jp/NEWS/jima_news.html

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_/_/_/_/ 次号は2002年4月末頃にお届け予定です。(月1回発行)_/_/_/_/
                  ★  投稿、寄稿を歓迎します!! ★ 
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 【配信先の変更、配信中止の受付】 info@jima.or.jp まで
 【ご投稿、情報提供】 post@jima.or.jp まで
 【発 行】 日本インターネット医療協議会 http://www.jima.or.jp
       会員ページ http://www.jima.or.jp/kaiin.html  
 【企画・制作】 JIMA事務局、運営委員会
        〒164-0001 東京都中野区中野3-44-15
        TEL 03-3384-8018 FAX 03-5456-4463
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